認知症の前段階として、MCI(Mild cognitive impairment:軽度認知障害)と呼ばれる症状があります。
認知症になると二つのことを同時に出来なくなりますが、これと似たような症状がMCIでも出ます。例えば、電話をしながらお茶を入れることが上手にできなくなります。身近な人(家族など)が見ていて、おかしいなと気付くような変化が出ているようだとMCIの症状です。
言わずもがなですが、記憶力も低下します。手に、見て分かる程の傷があったりしても、どこで、何故怪我をしたのかを思い出せないということが起こります。
また、物事を順序立てる能力が落ちます。料理など段取りを考える必要がある行動に時間がかかるようになります。
ただ、MCIの症状の段階、特に初期の段階であれば、日頃から色々な形で脳のトレーニングをすれば、こういった症状は改善されることも実験によってわかっています。
日頃からのトレーニングというのは、言い換えると予防ということです。そして、予防において最も大切なことは継続することです。最近は、脳を鍛えるゲームやドリルなどが流行っていますが、短期間(1ヶ月や2ヶ月)やるだけでは、認知症予防という意味では全く意味がありません。認知症予防に王道はありません。生活習慣病の予防もそうですが、ずっと継続してやっていく必要があるのです。
日記をつけて、その内容を二日後に思い出す。こんな簡単な事でも結構ですので、是非、継続できそうな事を探してやってみましょう。
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2006年03月04日

