皆さんは、グランマア・モーゼスというアメリカの画家をご存知でしょうか。女性の画家で、家事や家族の介護などで自分の時間がなかなか取れなかったのですが、74歳で新しいチャレンジとして絵を描き始めました。彼女の本職は農業だったのですが、自分の身の回りの風景や出来事を実に素朴に描いており、晩年には表彰されるにまでなっています。
もちろん、彼女は誰かに認められたいとか表彰されたいと思って絵を描いていたわけではありません。
彼女の絵は、季節感や温かさ、素朴さを感じることができる、いわゆる「誰にでも描けそうな絵」なのですが、何か人々の心をとらえるのは、彼女の70年以上にわたる経験や歴史が根底にあったからこその絵だったからではないでしょうか。歳を重ねることは経験を重ねること。だからこその感性や思いが現れた絵であると言えるでしょう。そうです。歳をとるのも、あながち悪いことではないのです。
でも、私には絵なんかとても無理。
上手に描けないし・・・。
そう思う方も多いと思います。
果たしてそうでしょうか。私は違うと思います。
岡本太郎さんは言っています。
大人は「上手に描こう」とか「人に見せて恥ずかしくない絵を描こう」とか思うからいけない。芸術とは上手に描くことでもないし、人に見せることが目的ではない。心に感じるがままに表現することこそが芸術だ。
本当にその通りだと思います。
上手に描く必要がありますか?
人に見せる必要がありますか?
自分の為だけに、自分の新しいチャレンジの一つとして、絵を描くことをとらえれば、絵を描くということは誰にでもできることなのです。
人生の新しいチャレンジの一つの選択肢の候補としてみては如何でしょうか。
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2005年10月25日
絵を描くということ
posted by わくわく先生 at 23:10
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